中国高速鉄道はパクリなのか? 中国人の主張と論理

中国は、現在の高速鉄道技術は自主開発したものだと主張しているが、「外国の技術をパクったものだ」との声は根強く存在し、中国人の自尊心を傷つけているようだ。(イメージ写真提供:123RF)

 中国は、現在の高速鉄道技術は自主開発したものだと主張しているが、「外国の技術をパクったものだ」との声は根強く存在し、中国人の自尊心を傷つけているようだ。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、中国高速鉄道のパクリ疑惑を否定する動画を配信した。

 動画では、中国は確かに高速鉄道事業に取り組み始めたころは海外の技術を導入したと認めた。これは日本の川崎重工業、ドイツのシーメンス、フランスのアルストム、カナダのボンバルディアの技術だが、入札を行い、技術移転の条件を明確にしたうえで高額の費用を支払って導入したものであり、パクリとは全く異なると主張した。

 しかも、動画によるとこれらの海外企業は技術を完全に教えてくれたわけではなく、あいまいな説明に終始していたと主張。そのため中国の技術者らは自分で模索し、消化吸収する必要があったという。そして、「海外企業は高速鉄道技術で中国に追い付かれ、追い越されることなどないと高をくくっていたが、中国の技術者は短期間で技術を消化吸収し、そこから更なる技術革新に成功したのだ」と主張した。

 それで、中国の高速鉄道技術は、始めこそ海外の技術を導入したものの、それは合法的に購入したもので、それらを統合して発展させることのできた中国の技術は優れており、決してパクったものではなく自主開発したものだと論じている。

 この動画の説明に多くの中国人ネットユーザーは納得したようで、「非常に道理にかなった説明だ。素晴らしい」、「高速鉄道は中国の技術革新の結果だ」、「これは客観的に中国の科学技術力を宣伝した良い動画」などのコメントが寄せられた。高速鉄道は中国人が誇る技術の1つであり、動画からはなんとしてでもパクリ疑惑を打ち消したいとの気持ちが伝わってくる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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