コロナ禍でも日本の学校が「修学旅行」を何とかやろうとする優しい理由=中国メディア 

中国のポータルサイトに、日本各地の学校では新型コロナウイルスの感染拡大により修学旅行が難しくなる中で、目的地や日程の変更、あるいは代替の体験活動やイベントによって子どもたちの思い出作りの機会を確保しようとする試みが繰り広げられていると報じた。(イメージ写真提供:123RF)

 中国のポータルサイト・百度に24日、日本各地の学校では新型コロナウイルスの感染拡大により修学旅行が難しくなる中で、目的地や日程の変更、あるいは代替の体験活動やイベントによって子どもたちの思い出作りの機会を確保しようとする試みが繰り広げられていると報じた。

 記事は、しばしば話題になる日本の教育の中でも特徴的な活動の一つが修学旅行であり、その様子は日本のドラマやアニメなどの映像作品にも頻繁に登場し、外国人に「日本の学校はこんなイベントがあってうらやましい」と感じさせると紹介した。

 そして、修学旅行の目的として、子どもたちを自然に触れさせ、社会の風習や習慣を学ぶとともに、みんなで寝泊まりすることにより集団意識、団結心を育むこと、子どもたちの行動能力を高めることがあると説明している。

 その上で、今年は新型コロナウイルスの感染拡大によって例年通りの修学旅行が実施できなくなっているとし、日本のメディアが全国の学校を対象に実施した調査では32%が中止を決定、または中止を検討していると回答したことを紹介した。一方で、6割強の学校は「修学旅行を止めるわけにはいかない」と考え、「安・近・短」をキーワードとして旅程や目的地の変更を行ったうえで実施する方針であると伝えた。

 また、修学旅行に代わるイベントを開催した学校も多く存在し、埼玉県の小学校では校内に日光、鎌倉、箱根といった観光地を作り、自作の「バス」に乗ってみんなで巡りながら旅行気分を味わう活動が行われたと紹介。新潟県の中学校では生徒の発案で学校内での肝試し大会や脱出ゲームを実施、子どもたちからは「修学旅行に行けなかったが、思い出に残った」との声が聞かれたとしている。

 記事は最後に「日本の児童や生徒にとって、修学旅行は勉学生活の中で欠かすことのできない一部分。新型コロナの中、子どもたちの心残りにならないよう、学校や保護者ができる限り安全を確保した上で修学旅行を実施したり、代替イベントを企画したりしている」とし、こういった配慮も日本の教育が持つ特色の一つなのだと評した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

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