わが道を極め、自在に生きる――。日々鍛錬し、武士として道を極めた宮本武蔵が、剣術と人としての生き方を書き記した類まれなる書『五輪書』を解説した『NHK100分de名著ブックス』が7月26日刊行です。

株式会社NHK出版
宮本武蔵が体得した剣術の極意を綴ったのが『五輪書(ごりんのしょ)』。武蔵研究の第一人者、魚住孝至氏が現代的視点から読み解きます。





宮本武蔵(1582~1645)は、戦国時代を浪人(当時の表記は「牢人」)として生き、晩年は熊本にて細川家につかえた、実在した剣の達人です。宮本武蔵と聞いて多くの方は、吉川英治による同名小説の主人公を、あるいは井上雄彦のコミック作品『バガボンド』を想起されるかもしれませんが、それらの作品で描かれた物語のほとんどは、武蔵の実人生とは無関係だといいます。

戦国末から江戸初期を生きた武蔵
現在の兵庫県に生まれた武蔵は、13歳で初めて剣の勝負をし、21歳からは都に上ったのち全国武者修行を始めます。29歳までに60あまりの勝負をして、一度も敗れたことがなかったと伝えられています。日本中が戦に明け暮れ、世の中が大きく動いたこの時代、牢人たちは仕官の途を得るため武名を上げる必要があり、武者修行という命がけのリクルート活動をしていたのです。武蔵は、歴史に名高い大坂の陣では徳川方の武将として、また島原の乱では鎮圧軍の大将として、最前線で戦い武功をあげました。武蔵がそれらの真剣勝負を経て体得した剣術の極意を、晩年に著したのが『五輪書』です。

人としての生き方も記した書
そこには当然、剣で敵を倒すための方法が、あらゆる視点・想定される状況から綴られているのですが、記述はそれにとどまらず、厳しい鍛錬に耐え驕らない自分を保つための心得や状況を見きわめ正しい判断をする極意、敵を知る(相手の立場に立つ)ことの重要性、突飛な手法の戒め、自己研鑽の先に到達する自由な境地までもが記されています。

武蔵によるその記述は実践に重きを置きながらも、文学的、ときに哲学的ですらあり、剣術指南という実用情報のなかに日本人が持つ美徳や謙虚さの源泉までをも巧みに表現しています。そして、道は剣だけにあらず、ひとはどのような道を選んでも、己を磨きその道を究めることにのみ邁進すべしと綴ります。あらゆる生き方の道しるべとなる書であるからこそ、350年以上ものあいだ「名著」として読み継がれてきたのです。

書き下ろし特別章を追加した保存版
このように本書では、戦国の世を生きた武士が綴った「名著」を、宮本武蔵研究の第一人者である著者が懇切でリアルに読み解いてゆきます。
2016年5月に放送された「NHK100分de名著」テキストに書き下ろし特別章「宮本武蔵が生きた道」を加えた、保存版ともいえる『NHK100分de名著ブックス 宮本武蔵 五輪書 わが道を生きる』は、7月26日に刊行されます。オリンピック・パラリンピックが自国で行われる2021年、日本武道の真髄を読んで味わうのも一興ではないでしょうか。



■商品情報
出版社:NHK出版
発売日:2021年7月26日
定価:1,100円(税込)
判型:四六判
ページ数:168ページ (予定)
ISBN:978-4-14-081861-9
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