児童養護施設出身者が4万人の署名提出。国を動かす

ACHAプロジェクト
虐待環境から逃れた子どもの心のケアの義務化・拡充を求める署名活動

児童虐待は子どもの心を壊します。虐待環境から逃れた子ども・若者への心のケアが重要ですが、その重要性が広く認知されておらず、現状では必要な環境が整備されていません。 今回の署名活動や厚生労働省との意見交換を重ねた結果、厚労省の令和3年度の概算要求に《社会的養護経験者のメンタルケア制度の創設》が初めて加えられました。




(署名を渡す 山本 昌子、受け取る 田村 憲久 厚生労働大臣)

2021年7月19日、厚生労働省にて《虐待から逃れた子どもの心のケアの義務化・拡充》を求めた47,403人分の署名と提言書が厚生労働大臣宛に提出されました。
署名を提出したのは社会的養護経験者の山本昌子を発起人とする「施設・里親家庭で暮らす子ども・暮らしていた若者への心のケアの拡充を求めるプロジェクト」。


【署名】
署名の呼びかけは2020年7月から始まり、約1年間の期間をかけネットや紙媒体にて行われ、合わせて47,403人分の署名が集まりました。
署名の内容は次の2点を求めるものです。

1.児童養護施設や里親家庭に措置されている間に、誰もが虐待による後遺症の治療を受けられる環境の整備を義務化すること
2.児童養護施設や里親家庭を措置解除されたあとでも、必要に応じて十分なケアや治療を受ける機会を無償で提供すること

※署名サイトURL:http://chng.it/XGFRps7sPh


【アンケート調査】
署名活動と同時に行われた社会的養護経験者116名へのアンケート調査の結果、保護期間中に精神的ケアを受けた割合が37%という回答数となり、児童養護施設に入所する子どもの半数以上が虐待を受けている現状の中、子どもへの心理的ケアが行き届いていない現状が示唆されました。

※アンケート結果は本記事の添付ファイルとしてダウンロードできます。
https://prtimes.jp/a/?f=d83554-20210719-65fe4e2762ca0337e2e168a41f7cd1f6.pdf


【提言】
アンケート調査を経て、複数の精神医療の専門家や児童養護施設職員、アフターケア団体職員との専門家会議を重ね、提言書をまとめました。

提言書には次の3点が盛り込まれまれています。

1. 施設等の養育職員及び里親に対するメンタルケア及びトラウマインフォームドケアの研修を必須とすること。
2. 施設等の養育職員及び里親の心理的安全性を確保する環境を整備すること。
3. 措置解除後の社会的養護経験者がメンタルケアについていつでも相談でき、かつ適切なケアや治療が受けられる体制を整備すること。

※提言書は本記事の添付ファイルとしてダウンロードできます。
https://prtimes.jp/a/?f=d83554-20210719-6a9a68ff4db51ef6e6964850528fbf1c.pdf

署名提出までの期間、複数回行われた厚生労働省との意見交換の場で意見を伝え続けた結果、
令和3年度の概算要求に【社会的養護経験者のメンタルケア制度の創設】が初めて加えられました。

※厚生労働省 令和3年度 概算要求の主要項目 (該当箇所 P81)
URL:https://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/21syokan/dl/01-02.pdf



【施設・里親家庭で暮らす子ども・暮らしていた若者への心のケアの拡充を求めるプロジェクト】
♦︎発起人
山本 昌子 (ACHAプロジェクト代表)

♦︎プロジェクトメンバー
川瀬 信一 (一般社団法人子どもの声からはじめよう代表理事プロジェクト)
高祖 常子 (認定特定非営利活動NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク理事)
村田 早耶香 (認定特定非営利活動法人かものはしプロジェクト 共同創業者)
打田 郁恵 (認定特定非営利活動法人かものはしプロジェクト)
西坂 來人(THREEFLAGS-希望の狼煙-)

※紙媒体での署名では、生活クラブグループの皆様にご尽力いただきました。



(大臣に署名を渡すプロジェクトメンバー)


【発起人のコメント】
山本 昌子 (ACHAプロジェクト代表)
虐待は保護されて終わりではありません。多くの子ども達が幼少期の虐待が原因となる後遺症を抱え大人になっても苦しんでいる現状があります。
子どもを傷つける行為がこの世界から無くなることを心より願っています。


(山本昌子)


【署名活動PR動画】



https://youtu.be/cVps_a-zggQ
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