知識は運命を変える・・・それを実証した国こそ「日本」である=中国

日本は古代中国を師として仰ぎ学んだが、いつしか中国を追い越しアジア一の先進国となった。中国では日本と中国の分岐点は「明治維新」にあると考えている人が多い。(イメージ写真提供:123RF)

 日本は古代中国を師として仰ぎ学んだが、いつしか中国を追い越しアジア一の先進国となった。中国では日本と中国の分岐点は「明治維新」にあると考えている人が多い。中国メディアの快資訊は1日、明治維新を後押しして「日本をアジアの強国にした本」があると紹介する記事を掲載した。著者は中国人なのに、残念ながら中国では広まらなかったそうだ。

 記事が紹介しているのは、清末に魏源(ぎげん)が著した「海国図志」だ。世界地理、西洋の技術と思想などを紹介し、「夷の長技を師とし以て夷を制す」、つまり、外国の先進技術を学ぶことで侵略を防ごうとしたようだ。

 この地理書は残念ながら中国では広まることはなかった。記事は、この書は良くできていて西洋の先進的な技術を説明し、国民に外の世界を知らせるのに役立ったはずなのに、「清の支配者は海国図志を禁止して愚民政策を取った」と批判。「知識は運命を変えるというが、これは本当だ」と残念がった。

 清とは真逆の反応を示したのは日本だ。記事は、海国図志が日本に入ると「あっという間にセンセーションを巻き起こした」と紹介。外の世界はこうだったのかと驚き、「日清戦争で手に入れた賠償金を使い」西洋化に向けて国民を教育し、西洋の技術と設備を手に入れ、「明治維新を成功させてアジア一の国になった」と主張した。

 日本は、まさに「夷の長技を師とし以て夷を制す」を実行したと言えるだろう。記事は、清の失敗は「世界の中心だと思っていた」おごりにあると振り返っている。これでは「滅びるのも時間の問題だったろう」と自戒した。海国図志を巡る日本と中国の反応の違いは、今の時代にも教訓になっていると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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