IT・サイエンス

大容量データプラン参入で、通信規制にかかる人は減った?

2017.02.09R25

TwitterやFacebookなどのSNSで、画像や動画を投稿・閲覧する機会が増加。また、定額の動画視聴サービスや音楽配信サービスも登場し、スマホのデータ通信量が以前より増えている人は多いのではないだろうか。

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通常プランの多くは、通信量の上限が1カ月につき各社5〜7GB(ギガバイト)程度に設定されている。それらの上限を超えると、通信速度が著しく落ちてしまうが、この通信規制にかかった経験がある人はかなりいることだろう。

こうした通信量の増加を受けて、2016年9月より各キャリアが導入したのが、通信量の上限を20〜30GBと大幅にアップさせた大容量データプラン。このプランの提供が開始されてから約5カ月が経ったが、利用者は増えたのか、通信規制にかかってしまうユーザーは減ったのか。NTTドコモ、KDDI、SoftBankの3社に話を聞いた。

●大容量データプラン利用者数と、通信規制の関係

大容量データプランに限らず、各プランの利用者数は各社とも非公開とのこと。しかし、「動画やリッチコンテンツの普及により、通常プランの通信量上限では足りないという声も多かった」(KDDI広報の堀内さん)、「大容量データプランの『ギガモンスター』を提供するまで、スマホ利用者のほとんどが5GB以下のプランでした。当時のアンケートによると、65%がデータ通信量を気にしていました」(SoftBank広報の村永さん)と語るように、ここ数年でユーザーの通信量は以前より増えていることがうかがえる。

また、大容量データプランは「順調に増加しております」(NTTドコモ広報の今井さん)、「大変ご好評をいただいております」(KDDI広報の堀内さん、SoftBank広報の村永さん)と回答があり、利用者数を伸ばしているようだ。

このプランの導入後、通信規制に遭う人については、NTTドコモでは「総量として大きな変化はない」とのことだが、KDDIでは「減少傾向にあります」と、通信規制に一定の効果はあったという。

●通信規制に遭った時の対応

しかしながら、大容量データプランに移行しても通信量の上限を超えてしまうヘビーユーザーや、特定の時期だけ通信量が増えてしまうケースもあるかもしれない。そのような場合に、少しでも快適にサービスを利用するため、どのような対応ができるのか、いくつか紹介しよう。

・SNSでは動画の自動再生を「オフ」にする

TwitterやFacebookを見ていると、動画が自動で再生されることはないだろうか。これもデータ通信量が増える要因になる。通信規制時には特に読み込みが遅くなるなど、実感する部分だ。各種設定から自動再生を「オフ」に変更しよう。

・動画の閲覧は画質を下げる

データ通信量の多いもののひとつが「動画の閲覧」。HDなど高画質になるにつれて通信量も増えるので、どうしても見たい動画がある場合は、画質を下げると通信量を減らすことができる。

・無料のWi-Fiスポットを活用する

最近は、カフェやファストフード店などで「無料Wi-Fi」が提供されている。はじめに情報の登録や設定が必要なものの、無料でWi-Fiにつなぐことができる。ただし、セキュリティ面が甘い場合もあるため、できればパスワード入力やアカウント認証などがあるWi-Fiを選ぶようにしよう。

・ブラウザアプリのデータ圧縮機能を使う

Google ChromeやOpera miniといった一部のブラウザアプリでは、画像や動画を低い解像度で読み込む機能や、サーバーで圧縮されたデータが端末にダウンロードされる機能が搭載されている。「https://」から始まるセキュリティで保護されているページでは機能しないが、通信量を抑えることが可能だ。

上記の対応でも、どうにも動きが遅くてストレスが溜まってしまう場合は、データ利用量の追加購入が最終手段。auとSoftBankは0.5GB(SoftBankはキャンペーン期間中)もしくは1GBごと、NTTドコモは1GBごとに追加購入ができる。また、上限を超えた後、自動で追加する設定もある。この場合、速度低下を気にせず済むが、使いすぎには注意が必要だ。

このように通信量の上限を超えてしまった場合の対策はあるものの、通信速度低下を気にしながら使い続けるのはストレス。通信規制にかかる前に通信量の多いサービスを把握して対策をしておくと、「締日前はいつも通信規制」という状態を避けられるかもしれない。

(杉山大祐/ノオト)

【取材協力・関連リンク】

・ウルトラパック(NTTドコモ)

https://www.nttdocomo.co.jp/charge/newest_plan/ultra_pack/hitoride.html

・スーパーデジラ(au)

https://www.au.com/mobile/charge/pr/dejira/

・ギガモンスター(SoftBank)

http://www.softbank.jp/mobile/special/giga-monster/


(R25編集部)
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※当記事は2017年02月08日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。
※コラムの内容は、R25から一部 抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写付きのコラムを掲載しております

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