ビジネス・経済

ビジネスマナーに変化?「年末年始の挨拶」4年で減少

2016.12.28R25

礼に始まり礼に終わるのは、ビジネスの世界も然り。年末年始のあいさつ回りは長く続く仕事の風物詩と言えるだろう。しかし職種も業種も増え、有休消化が奨励される近年、仕事始めと終わりの日程もある程度自由が利くようになったことなどからか、こころなしかあいさつ回りも減っているような…? そこで2012年の調査と、今回新規で調査した内容(25〜59歳の社会人男女200人)を見比べて、4年間でどう変化したかを見ていこう。(R25調べ。協力/アイリサーチ)

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■年末年始にあいさつ回りする?

(数値:12年調査→16年調査)
・「年末」にあいさつ回りする 25.0% → 15.0%
・「年始」にあいさつ回りする 25.5% → 19.0%

なんと、年末は10ポイント、年始では6.5ポイント減少していた。また、業種によってはアポなしであいさつに出向くことが慣例という場合もある。こちらの方はというと…。

■あいさつ回りをする人のうち、アポなしで訪問する人の割合は?

(数値は、それぞれアポなし訪問が「よくある」「たまにある」人の合計。12年調査→16年調査)
・「年末」にアポなしでする 41.0% → 50.0%
・「年始」にアポなしでする 38.3% → 47.4%

あいさつ回りの慣習は減少傾向ながら、アポなしでの訪問に関しては増えているということがわかった。ちなみに「する」派の意見は「先方がアポなしでも受け入れ可能と知っているから」(56歳・男性)や、「訪問数が多いから」(59歳・女性)などで、慣例であることが理由として多かった。一方の「しない」派は、若い世代を中心に「担当者にアポなしで訪ねることは失礼だと思うから」(32歳・男性)、「スケジュールを組み立てて行くから」(35歳・女性)といった意見が見られた。では実際に得意先に赴いた人は、どういった行動を取るのだろうか。

■あいさつ回りのとき、何を持っていく?

(5項目から複数回答、「その他」を除く。数値:12年調査→16年調査)
・自社が製作するカレンダー 47.1% → 56.4%
・手土産は持参しない 29.8% → 17.9%
・自社のノベルティーグッズ 28.1% → 12.8%
・お店で買った菓子折 18.2% → 20.5%
・自社が取り扱う商品 4.1% → 7.7%

■相手が留守だった場合は?

(5項目から複数回答、「その他」を除く。数値:12年調査→16年調査)
・名刺を置いて帰る 57.9% → 64.1%
・手土産だけ置いて帰る 32.2% → 35.9%
・伝言を残して帰る 30.6% → 23.1%
・改めて訪問する 28.9% → 17.9%
・後ほど挨拶のメールをする 16.5% → 10.3%

「手土産は持参しない」が11.9ポイント減っているのは、あいさつ回りの総数が減少傾向のなかで、手土産持参がマストの特別な取引先への訪問の比率が相対的に増えているから、という見方もできそうだ。また相手が留守だった場合は「改めて訪問する」が11ポイント減るなど、この4年で手間を掛けない傾向が強まったと考えていいかもしれない。

熟練の営業職などは一抹の寂しさを感じるかもしれないが、仕事の無駄を省くという点では歓迎する人も多いことだろう。とはいえ、おいそれと「今年からやめます」とはいかないのが、人付き合いの難しいところ。続けるにしろやめるにしろ、見極めはくれぐれも慎重に。

(吉々是良)
(R25編集部)
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※当記事は2016年12月27日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。
※コラムの内容は、R25から一部 抜粋したものです
※一部のコラムを除き、R25では図・表・写付きのコラムを掲載しております

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